CVSの生態図鑑

自分の周期性嘔吐症(CVS)の症状記録とともに、いろいろな視点で生態観察します

周期性嘔吐症とは?

                                                                                     〈周期性嘔吐症について〉

           

          周期性嘔吐症は、患者が少なく医療現場でもあまり知られていない病気です。

         発作はストレスが誘因になることも多く、発作のない時は元気なので周りに理解してもら

         えないこともあります。

         周期的に嘔吐を主症状とする発作を繰り返すもので、数時間から数日間続き、めまい、

         頭痛、腹痛など様々な症状が伴います。

         遺伝子組織が原因と言われるがよく分かっていない、偏頭痛の一種とも考えられて

         います。

           

         小児で重度の場合は指定難病となっているが、成人は指定されていない。

         この病気の患者・家族会もあります。  海外の患者会では情報が豊富です。

 

(現在は、この病気の専門医がいる大きな病院(小児科)でないと詳しくは診てもらえません。私は20年間個人のクリニックへかかって吐き気への対処を受けるだけで過ごしました。予防薬も処方してもらったことはありません。成人してからは発作が出ても病院すら行かなくなっていました。)

 

 

          〈自分の弱点には修行より保護サポーターを!〉

 

 私の家系のように、生活にひどい支障はないため、全く気にせず過ごしていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

確かに患者にとって嘔吐はストレス発散のような行動になっているし何度も繰り返すと慣れてくることもあります。

しかし、自分の経験上、学校や仕事などでストレスがかかり続けると何歳になっても発作が軽減しなかったり、生活に制限がかかったり、精神的な不調に繋がってしまうことがあるように思いました。生活できていると言っても、治療はもちろん自分の体のことを知るだけでも気持ちに与える影響は非常に大きいと気づきました。まるで偶然大海を目にした蛙の気分です。